国際観光プロモーション事業紹介

インバウンド市場セミナーの実施

 
 8月22日(金)、当財団の会員団体、および、関西地域の旅行会社、ホテル、レストラン等観光関連事業者を対象とした「インバウンド市場セミナー」を実施しました。今回は講師として、パールマーケティングソリューションズ株式会社 代表 浅野慎二郎氏と、岐阜県観光交流推進局 顧問 古田菜穂子氏をお迎えし、浅野氏には「インドネシア訪日市場の現地最新動向について」、古田氏には「岐阜県の取り組みに見る、地域のインバウンド戦略について」というテーマでご講演いただきました。

 浅野氏は、インドネシアの概況、人びとの旅行概況、日本への関心、旅行会社の現状や直面している問題等について、数多くの具体例や現地の人びとの“生の声” を紹介。旅行のスタイルは、いわゆるゴールデンルートを回る団体・募集型ツアーから、個人の関心に応じて食や自然等を堪能するFIT型にシフトしつつあり、現地旅行会社も、これまでのツアーではカバーされなかった場所やルート等に関する情報を求める傾向にあることを強調しました。また、訪日経験のあるインドネシア人のコメントとして、日本におけるWiFi環境の不十分さ、英語が通じにくい不便さについて指摘するとともに、私見として、受け入れ側はハラル食対応にばかり意識が向けられているように思う、と発言されました。
 古田氏は、岐阜県観光交流推進局長時代に自らの指揮のもと、岐阜県が国内外から“選ばれる”岐阜県となるために実行したことを紹介。地域の魅力や“宝物”を再発見し、それをルート化、商品化し、集中と選択でターゲットを決めて売り込むことの重要性を熱く語られました。併せて、観光プロモーションには、ブランディング化、PRフレーズやイメージの統一、有効なメディア戦略、影響力のある人材との継続的信頼関係の構築が欠かせないということ、そして、最後は“人”、“地道な努力”が重要であることを岐阜県の事例を交えて説明しました。

 円高の進行や査証緩和等の影響もあり日旅行客数が順調に推移する東南アジア地域。今回のセミナーに参加した約100名の聴講者は、お二人の講師の実体験にもとづく話に聞き入り、また、講演後には活発な質疑応答や個別交流が行われました。
 なお、次回のセミナーは来年2月初旬を予定しております。
 
 
 
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