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関西国際空港 イスラム教徒向け設備を充実!日本初 ムスリムフレンドリーエアポートへ

 
 近年、東南アジアからの訪日観光客は増加の一途をたどり、特にマレーシアやインドネシアなどイスラム教徒(ムスリム)の多い国・地域からの実績が顕著な伸びを示している。今年11月からはエアアジアXが関空―クアラルンプール線を現在の週4週からデイリー運航に、ガルーダ・インドネシア航空がジャカルタ直行便を開設するなど、今後ますます東南アジアからの訪日観光客の増加が見込まれる中、関西国際空港(関空)では、ムスリムの方々が礼拝や食事で不自由を感じることなく安心して同空港を利用できるよう空港設備・サービスの拡充に取り組んでいる。

 具体的な取り組みとして、祈祷室の拡充が挙げられる。現在、関空では第1ターミナルビル4階の一般エリアに祈祷室を1か所設置しているが、第1ターミナル3階(一般エリア)と第1ターミナル国際線の南北ウイング(出国エリア)の2か所、合計3か所を増設する。2014年3月までに整備し、順次運用開始する予定。室内は全て「男女別室」とし、礼拝前に身体を清めるための「小浄施設」も設置する。

 また、イスラム法で食べることが禁じられている食材を使用しない「ハラール料理」を、第1ターミナルビル内「特別待合室」や関空展望ホールSky View内「団体食事会場」などで提供するサービスを開始(事前予約制/写真左:ハラル料理の一例)。また、アルコールは提供するものの、ハラール料理を提供する「ハラール認証レストラン」(例:第1ターミナルビル2階「ざ・U-don」、エアロプラザ3階「おらが蕎麦」)も展開。空港内15店舗の飲食店では「ポークフリー・アルコールフリーメニュー」(食材から豚およびアルコールを除去したメニュー。「ハラール料理」のような厳格さはない)を設定した。

 関空唯一のホテル、ホテル日航関西空港においても、全客室のクローゼット内にキブラ(メッカの方角)を表示し、希望者には礼拝に必要な衣装やマットを貸し出すサービスを始めた(写真中、写真右) 

 関空では同時に、空港内従業員に対してイスラム教やムスリムが重んじている戒律・生活習慣に関する研修を実施することで、イスラム教やムスリムに対する知見と理解を深め、きめ細かいサービスとおもてなしを提供できる“ムスリムフレンドリーエアポート”をめざすとしている。
 
 
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問い合わせ先 : 新関西国際空港株式会社
URL http://www.kansai-airport.or.jp/index.asp