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大阪歴史博物館 特集展示 「新発見!なにわの考古学2015」を開催します

(大阪府 :美術展)

大阪歴史博物館 特集展示 「新発見!なにわの考古学2015」を開催します
大阪歴史博物館 特集展示 「新発見!なにわの考古学2015」を開催します

加美1号方形周溝墓から見つかった土器群
中之島蔵屋敷跡の宝珠文鬼瓦
「新発見!なにわの考古学2015」

 大阪歴史博物館では、平成27年10月21日(水)から12月27日(日)まで、8階特集展示室において、特集展示「新発見!なにわの考古学2015」を開催します。

 この特集展示では、平成26年度に大阪文化財研究所が行った大阪市内の遺跡発掘調査のうち、古墳時代の木製鞍[長原遺跡]、江戸時代の宝珠文鬼瓦[中之島蔵屋敷跡]などの主要な成果を、約250点の出土資料と発掘現場の写真パネルでご紹介します。また、資料の整理が行われた加美遺跡の弥生時代終末期~古墳時代の周溝墓群出土の遺物や、近年、地形復元などで注目されている縄文時代の資料もまとめて展示します。
期日 2015.10.21 - 2015.12.27  (このイベントは終了しています)
会場 大阪歴史博物館 8階 特集展示室(常設展示場内)
場所 〒540-0008 大阪市中央区大手前4-1-32
主催者 大阪歴史博物館・大阪文化財研究所
問合せ先 大阪歴史博物館
06-6946-5728
備考 開催概要
主  催:大阪歴史博物館・大阪文化財研究所

会  期:平成27年10月21日(水)から12月27日(日)まで
     火曜日休館 
     ※ただし、11月3日(火・祝)は開館、11月4日(水)は休館

開館時間:午前9時30分~午後5時
     ※入館は閉館の30分前まで

観 覧 料:常設展示観覧料でご覧になれます。
     大人 600円(540円)、高校生・大学生400円(360円)
※(  )内は20名以上の団体割引料金
※中学生以下・大阪市内在住の65歳以上(要証明証提示)の方、
障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名を含む)は無料

展示資料数:約250点

主な展示資料
(1)周溝墓・古墳出土の土器(平野区加美遺跡 弥生時代終末期~古墳時代初頭)
 加美遺跡では、弥生時代終末期から古墳時代初頭の46基もの方形周溝墓および低墳丘の前方後方墳・方墳・円墳が見つかっています。各墳墓の周溝からは多量の土器が見つかっていますが、産地は北部九州・山陽・北四国・山陰・東海地方のものの他に、朝鮮半島の土器も見つかっています。また小型の墓が多いにもかかわらず、玉杖(ぎょくじょう)の石突きと思われる碧玉(へきぎょく)製の筒型石製品や小型仿製鏡(こがたぼうせいきょう)が見つかっていることも注目されます。水運の便に恵まれた河内と、大和の王権との関係を考える上でも重要な遺跡です。

(2)古墳時代の木製鞍(平野区長原遺跡 古墳時代)
長原遺跡の調査では、古墳時代の井戸から5世紀中~後葉の土器とともに木製の鞍の一部が見つかりました。表面には突帯があり、黒漆が残っています。5世紀の木製鞍は10数例しか見つかっていませんが、このような突帯のあるものは全国で5例目であり非常に珍しいものです。隣接する八尾南遺跡でも同時期の井戸から木製の鞍が見つかっており、付近には馬飼(うまかい)集団が存在したことが考えられます。

(3)「四天王寺」文字文軒丸瓦(天王寺区四天王寺旧境内遺跡 鎌倉時代)
 中世には寺名を刻んだ軒瓦が出現し、その流行は四天王寺にもおよびました。この瓦は中央部分が高く盛り上がり、平坦面に「四天王寺」の文字が陽刻されています。平坦面の周囲には2枚セットの蓮の花びら8枚(複弁八葉蓮華文)がめぐり、さらに外側に珠文帯がめぐっています。四天王寺所蔵の重要文化財にこれとほぼ同じ瓦があります。年代は平安時代後期、鎌倉時代などいくつかの見方があるようです。

(4)蔵屋敷の鬼瓦(北区中之島蔵屋敷跡 江戸時代)
 中之島蔵屋敷跡の調査では敷地のほとんどを蔵が占める蔵屋敷が見つかりました。これは蔵の他に藩主滞在用の御殿や船着き場である「船入(ふないり)」を持つ広島藩や佐賀藩などの大藩の蔵屋敷とは異なり、中小規模の藩の蔵屋敷の特徴と思われます。この蔵屋敷跡から出土した鬼瓦は家紋を入れず、汎用性のある宝珠文を用いていました。

関連事業
(1)『大阪の歴史を掘る2015』講演会
日  時:平成27年12月5日(土)
     午後1時30分~午後4時30分(午後1時より受付開始)
会  場:大阪歴史博物館 4階 講堂
定  員:250名、当日先着順
題  目:「平成26年度大阪市内の発掘調査」
      杉本厚典(大阪歴史博物館学芸員)
     「加美遺跡墳墓群の意義と卑弥呼の時代を考える」
      森岡秀人氏(奈良県立橿原考古学研究所共同研究員・桜井市纏向学研究センター共同研究員)
参加費:500円
参加方法:当日直接会場にお越しください

(2)展示解説
日  時:平成27年10月24日(土)、11月7日(土)、11月21日(土)、
     12月12日(土)、12月26日(土)
     いずれも午後2時より、30分程度
担  当:積山洋・田中裕子(大阪文化財研究所学芸員)、
     松尾信裕・村元健一(大阪歴史博物館学芸員)
会  場:大阪歴史博物館 8階 特集展示室
参加費:無料(ただし、入場には常設展示観覧券が必要です)
参加方法:当日直接会場へお越し下さい。
交通 (最寄駅)地下鉄谷町線・中央線「谷町四丁目」駅②号・⑨号出口
大阪市営バス「馬場町」バス停前
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