KANSAI Close-up

[Columns]今年の大阪・関西を振り返って

大阪商工会議所
会頭 大西 正文
戦後50年の今年は、大阪・関西にとり大震災、異常な円高、金融機関の破綻といった衝撃的な出来事が相次いだ。こうした中で明るい話題となったAPEC大阪会議の成功で、世界、とりわけアジア太平洋地域との共存共栄を目指す大阪・関西の方向性が一層明確となった。今後、大阪・関西は次世代の繁栄の礎を築いていかねばならない。第1は「安全性」「利便性」「快適性」を合わせ持つ新モデル都市の実現。大震災犠牲者の遺訓に応えるためにも21世紀における世界の都市づくりの見本とせねばならない。第2はリスクに果敢に挑戦する中小企業の育成・支援の一層強化。次代をリードする新産業の育成が急務である。第3は「アジア太平洋地域のセンター」としての機能を充実し、長期の共存共栄を確保する。これらには規制の壁を超え関西の諸都市が連携を強化することが必要である。経済界も「関西ワン・ユニット」の考え方で「横の協力」強化に努力したい。