KANSAI Close-up

二つの顔を持つ埴輪―全国初、和歌山で出土

和歌山市の岩橋千塚古墳群にある大日山35号墳(前方後円墳、6世紀前半)で、前と後ろに二つの顔がある人物埴輪の頭部(=写真)が出土したと、和歌山県教育委員会が発表した。前後に顔を持つ人物埴輪が確認されたのは全国で初めてで、非常に貴重な資料という。
 同埴輪の頭部は高さ約19センチ、幅約14センチ。古代の男性が耳の横で髪を結った「下げ美豆良(さげみずら)」が表現されている。片方は目尻がやや下がり穏やかな顔つきで、もう一方は目がややつり上がった厳しい表情。顔が二つある理由については評価が難しく、現状では謎の埴輪とせざるを得ないという。
 同古墳では、全国初の「翼を広げた鳥形埴輪」をはじめ、多数の形象埴輪が出土している。

問合せ先:和歌山県立紀伊風土記の丘
電話:073−471−6123
URL:http://www.kiifudoki.wakayama-c.ed.jp/

 
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