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アルツハイマー治療の化合物を開発 −世界初、マウス実験で有効性確認

京都薬科大学の木曽良明教授と東京大学、理化学研究所の研究グループは、アルツハイマー病(AD)発症の原因とされるタンパク質が脳内で生成されるのを防ぐ化合物を開発、マウス実験で有効性を確認した。マウスの脳で有効性を確認したのは世界初という。
ADは、タンパク質の一種「アミロイドベータペプチド(Aβペプチド)」が脳に蓄積して発症するとされる。研究グループは、Aβペプチドの生成に関わる酵素「βセクレターゼ」の働きを阻害する化合物「KMI−429」を開発した。これをマウスの脳に注射したところ、約3時間でAβペプチドの発生が約3〜4割抑制され、副作用も確認されなかったという。この成果はこのほど大阪市内で開かれた日本薬学会の医薬化学部会シンポジウムで発表された。
問合せ先:京都薬科大学 薬品化学教室  
電話:075−595−4635 
URL:http://www.kyoto-phu.ac.jp/labo/yakuhin/