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たんぱく質「エフリン」に毛根増やす作用―徳島大とライオン(株)

毛髪科学分野で育毛に関する共同研究を進める徳島大学医学部皮膚科学教室(荒瀬誠治教授)と日用品大手のライオン(本社:東京都墨田区)はこのほど、マウスを使った実験で、男性型脱毛を制御する発毛促進シグナルの一つである「エフリン(Ephrin)」に「毛根の数を増やす」作用があることを世界で初めて発見した。
研究グループが出生直後のマウスにエフリンを皮下注射したところ、毛根が成熟した状態になる12日目には、エフリンを注射しないマウスに比べ、毛根の数が増え、皮膚の深い位置で大きな毛根が形成されることが確認されたという。
すでに2004年9月には、もう一つの発毛促進シグナル「BMP(Bone Morphogenetic Protein)」に毛髪をつくるケラチンの合成促進作用が確認されており、これら基礎的な研究結果を脱毛のメカニズム解明や優れた育毛剤の開発につなげたいとしている。
問い合わせ先:徳島大学総務部
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