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「紀伊山地の霊場と参詣道」を世界遺産に推薦へ 文化庁

昨年、世界遺産暫定リストに登載された「紀伊山地の霊場と参詣道」(和歌山、奈良、三重県)を世界遺産に推薦することが、このほど開かれた文化審議会文化財分科会で了承された。これを受けて文化庁は、環境省と共同で推薦へ向けた手続きを進める。
紀伊山地は、「吉野・大峯」「熊野三山」「高野山」の三大霊場を形成。これらの山岳信仰は、「熊野参詣道(熊野古道)」などの参詣道で結ばれ、長い歴史を誇る社寺と周囲の自然が織り成す「文化的景観」とともに、世界的にも類例を見ない文化遺産となっている。
今後の予定は、来年2月1日までに外務省を通じてユネスコ世界遺産センターへ推薦書を提出。国際記念物遺跡会議(ICOMOS)の審議を経て、2004年6月頃に開催される第28回世界遺産委員会において、世界遺産一覧表記載の可否が決定される見込み。