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合成洗剤と同等の洗浄力を持つ、環境にやさしい「ハイブリッド型石鹸」を開発、大阪市立工業研究所

大阪市立工業研究所は、洗浄力を大きく向上させた「ハイブリッド型石鹸」を開発した。石鹸は、環境保全や安全性の面では優れているが、合成洗剤に比して洗浄力が劣ることや使用量が数倍多い、などの短所があった。
今回開発された「ハイブリッド型石鹸」は、「ポリグリセリン脂肪酸エステル」を石鹸に添加したもの。「ポリグリセリン脂肪酸エステル」は食品添加物として使用されているもので安全性に優れており、また原料のグリセリンや脂肪酸が天然成分であることから環境にもやさしい。これを石鹸に対して10−30%配合することにより、従来より使用量を30−50%削減することに成功した。また冬季の低水温での洗浄力が大きく向上したのが特徴で、水温10度・100ppmの厳しい条件下でも、30リットルの水に30−35グラムの使用で合成洗剤と同等の洗浄力があることが確認された。