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世界初の曲がる磁石で、磁場の向きを自在-日東電工が開発

 日東電工(大阪市)は、磁石の持つ磁場の方向を自由に変えられる「ネオジム磁石」を開発した。
 ネオジム磁石は、レアアースの一種のネオジムなどを主成分とする永久磁石で磁力が強い。ハードディスクドライブや携帯電話などの小型製品をはじめ、電車、自動車、ロボットのモーターなど様々な用途に使われている。しかし、従来のネオジム磁石は、磁場が一定の方向にしか向かわず、モーター性能は頭打ち状態であった。
 新製品のネオジム磁石はネオジム磁石合金の微粉末に特殊な有機材料を加えて折り曲げることで、磁場をねらった場所に集めることができるようになった。磁力が従来よりも20~30%高くなり、モーターのトルクが高まり、軽量化、小型化が可能となった。焼結ネオジム磁石の磁場の向きを自由自在に制御するのは、世界初の技術とのこと。
 同社は、ネオジム磁石を製品化するのは初めてで、2016年度にサンプル出荷をはじめ、2017年度に量産・本格販売に入り、年100億円の売り上げを目指す計画で、新分野の柱となる事業に育てる。

 
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新技術で開発したネオジム磁石のサンプル
 
問い合わせ先 : 日東電工株式会社 ブランド戦略部
電話/E-mail 06-7632-2101
URL http://www.nitto.com/jp/ja/
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