KANSAI Close-up

文化財、美術品を地震から守る薄型免震テーブルを開発、清水建設など

清水建設などは、文化財や美術品などを収納した展示ケースの下に設置するだけで大地震から展示品及び展示ケースの転倒・破損を防止できる免震テーブルを開発した。本テーブルでは、転倒の主要因となる水平方向の地震力を10分1以下に低減できる。阪神大震災で記録された地震波による実証実験では、地震力を12分の1以下にまで低減でき、筒状の細長い展示品でも転倒しないことを確認した。また高さを7.3センチに抑えており、展示高や照明への影響がほとんどなく、既設の設備をそのまま使用できる。サイズは縦・横90センチ角のものを標準仕様とし、テーブルを複数組み合わせれば、任意の形状や大型のテーブルも用意できる。病院の大型医療機器・薬品棚、寺院の仏像、研究施設の精密機器なども搭載できる。積載荷重は最大で4トン程度。本装置は構造がシンプルなので設置後の点検・整備などは必要ない。