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越前塗りスマートフォンケースが、欧米で販売好調 

 福井県の伝統工芸・越前塗りを施した最高品質スマートフォンケースが、欧米の通信サイトで販売が好調である。

 越前漆器(福井県鯖江市)が日本の高品質な伝統工芸技術によって制作したスマートフォンケース「越前塗りiPhone蒔絵ケース」(写真)を、ネットショップの運営などを行うプリンシプル(東京都)が世界最大の通信販売サイトamazonの6カ国のサイトで、8月から販売を開始した。

 日本の美を象徴する桜、梅、折り鶴、月など12種類のデザイン。漆で描いた絵に金粉や銀粉、色粉、貝を用いた螺鈿(らでん)などを蒔きつけ、高品質な仕上がりとなっている。アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、スペイン各国のamazonで販売(総ユーザー数約2億8,000万人)。価格は80ドル(約6,400円)から。

 越前漆器社は、「スマートフォンケースを手にした海外の人々に、高品質でデザイン性に優れた日本の伝統工芸品の素晴らしさが伝わり、普及し、少しでも地元伝統産業の活性化に繋がってほしい」と話している。

 越前漆器の起こりは、6世紀にまで遡る。当時の天皇に冠の塗り替えを命じられた漆塗りの職人が、黒塗りの食器を献上したところ、その艶の見事さに深く感銘され、製作を奨励されたのが越前漆器の始まりと伝えられている。また、江戸末期(19世紀中ごろ)に京都から蒔絵師を招き、蒔絵の技術を導入。輪島からは沈金の技法も取り入れ、同漆器はそれまでの堅牢さに加え、華麗な装飾性を帯びることになった。

 
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問い合わせ先 : 越前漆器株式会社
電話/E-mail 0778-65-1525
URL http://korindo.co.jp/