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牛肉産地、DNAで判別-神戸大

 神戸大学の万年英之教授らの研究チームは、DNA鑑定を用いて牛肉の産地を判別する技術を開発した。産地判別には、生物が生育した環境により元素組成が異なることを利用し判別する無機分析などの方法があるが、DNA鑑定を用いて牛肉の産地を判別する技術を確立したのは初めてという。
 同チームは、国産牛と外国産牛のDNAの塩基配列で異なる点が複数あることに着目。輸入の9割以上を占めるオーストラリア産・米国産と国産牛を調べた結果、産地により特有の塩基配列があることが判明した。4月までに行った国産400頭、オーストラリア産278頭、米国産107頭を使ったテストでは、輸入牛肉の90%以上を判別でき、一方、国産牛肉については輸入牛肉と誤判断されたものはなかったという。
 同判別技術により、牛肉の産地偽装の抑止、消費者の食品表示への信頼が確保されることが期待される。
 
 
問い合わせ先 : 神戸大学大学院 農学研究科
電話/E-mail 078-803-5803
URL http://www.research.kobe-u.ac.jp/gste-animgent/