ホーム > 関西の魅力 > 豊かな自然・エコロジー > 国立公園・国定公園の集積
関西の魅力
国立公園・国定公園の集積
-

保津川下り
関西には、志摩海岸と伊勢神宮の森が一体となった「伊勢志摩」、ヒノキ・ブナなどの原生林の広がりの中で落差日本一の那智の滝などが渓谷美を添える「吉野熊野」、京都・網野海岸から鳥取砂丘まで広がる「山陰海岸」、神戸を包む六甲山系と共に内海美が見事な「瀬戸内海」、福井・岐阜両県にまたがる「白山」、古くは山岳信仰で隆盛を誇った霊山「大山」(鳥取)の6ケ所の国立公園と13ケ所の国定公園があり、その分布密度は日本の他の地域に比べて抜きんでている。
なかでも山陰海岸は、山陰海岸国立公園を中核に日本海形成から現在に至る多様な地質や地形が存在し、それらを自然背景とした文化・歴史を体験学習できる地域で、2008年12月に日本ジオパークとして認定を受け、更に2010年10月、世界ジオパークに認定された。
これらの国立・国定公園の区域内には、海中の景観を維持するため「海中公園」が設置されている。関西には吉野熊野国立公園内の串本海中公園や、若狭湾国定公園内の三方海中公園など9カ所ある。このほか各府県が制定した多数の府県立自然公園があり、これらの自然公園は、関西の優れた自然景観を保護し、そこを訪れる人々に憩いと安らぎを与えている。交通の便のよい関西では自然公園は身近に親しめる観光スポットとなっている。
-

那智の滝
関西にはこのほかにも豊富な自然観光資源があり、観光客を惹き付けている。夏の琵琶湖で、外輪船と観光船は琵琶湖観光の目玉である。琵琶湖畔の近江八幡市は、近江商人の本拠地として繁栄した古い歴史を持つ町で、西ノ湖の水郷風景は琵琶湖八景の一つとして有名である。
京都の亀岡から嵐山まで保津川の16キロの渓流を約2時間かけて舟で下る保津川下りは、船頭のサオさばきで巨岩、奇岩の間をすり抜けるスリルが人気である。特に紅葉が映える秋のシーズンには国内外から多くの観光客が集まる。また、保津川の渓谷沿いを走るトロッコ列車は、亀岡駅から嵯峨駅まで 7.3キロを結ぶ嵯峨野観光線で、8つのトンネルを抜けながら眼下に保津川を眺望することができる。
大阪では、大阪湾の夜景を楽しむナイトクルーズや川面から大阪散策を楽しめる水上バスが人気を集めている。さらに神戸港でも大型の豪華クルーザーにより、複数のコースで港巡りのクルージングが楽しめる。
-

三佛寺奥院・投入堂
熊野川の支流、北山川の渓谷で、和歌山、三重、奈良の三県にまたがる瀞峡(どろきょう)は、下流から下瀞、上瀞、奥瀞と分かれていて、「瀞八丁」といわれる下瀞は景観が最も美しく、特別名勝、天然記念物に指定されている。
和歌山県那智勝浦町の那智山には、熊野三山の一つ熊野那智大社、飛瀧(ひろう)神社のご神体である那智の滝、および西国第一番札所青岸渡寺があり、修験道の道場として、また阿弥陀信仰の聖地として信仰を集めている。
徳島県にも四国八十八ケ所の第一番札所霊山寺(りょうぜんじ)をはじめ23ケ所の札所があり、四国一周を目指す大勢の巡礼者を迎え入れている。
鳥取県の三徳山には、その中腹の岩壁に建つ、三佛寺奥院・投入堂がある。ふもとの本堂から、投入堂へ続く参道には、重要文化財の建造物が点在する。


