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ヒトゲノム(人間の全遺伝情報)の解読はほぼ終わろうとしています。その成果を実用化する遺伝子解析や組み換え技術、胚操作などは、医療・農水産業・工業などの分野で21世紀の中核技術になっていこうとしている一方、生き物のありようを知り、新たな生命観をつくるという方向性も出ています。また、人類社会の繁栄の維持のためには、地球温暖化で代表される地球及び宇宙環境の今後の変化が、新しい総合研究の課題として、全世界の関心事となっています。これらは、情報科学、ナノスケールの物質科学や新しいエレクトロニクスに基づく技術革新と結びついて、科学技術の新分野を次々と創りだしていくと予想されます。 関西には、すでに、京都大学、大阪大学をはじめとする諸大学、関西文化学術研究都市、播磨科学公園都市(西播磨テクノポリス)、千里丘陵などに集う頭脳が、科学の新分野開拓と先端技術の開発に取り組んでいます。 さらに、生物機能の神秘に迫る「発生・再生科学総合研究センター」が2001年に神戸に設置され、遺伝情報を治療に活かすための「医薬基盤研究所」が2005年に、国際文化公園都市『彩都』に開設される(大阪・箕面、茨木市)など、これからも刺激的な『知の集積』がなされることでしょう。 バイオサイエンスの分野に主眼をおいて、国際競争の激しい科学技術プロジェクト研究にスポットをあてるなど、21世紀初頭の関西の先端科学技術の『知』の代表的な例を紹介します。 |
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